話の持ちネタは1つでいい
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アルティメット・カンバセーションという人気の会話教材の著者・大谷新司さんによると、多くの会話上達法には、いくつか欠点があると言う。
というのも多くの会話教材には、たいてい「話すネタを用意せよ」と書いてあるんだけれど、山ほど話すネタを用意して、それを覚えたのでは、かえって話しづらくなってしまうと言う。
なぜかというと、持ちネタがたくさんあると、どれを話して良いのか分からなくなる。
使える武器は多ければ多いほど有利に思えるけれど、武器を山ほど抱えて身動きできなくなったら話にならない。
だから会話を上達させたい初心者は、まず一つの武器から使えるように練習しなければ、結局何にも上達しないって言う事だ。
話し上手な人は、受けるネタをたくさん持っている。
どんなシチュエーションでも、それに適したネタを持っていて、必ずと言って受けを取る。
だからそれを真似て、自分も受けるネタをたくさん用意しようと言うのは、大間違いではないわけだけど、最初からは無理。
会話が苦手なら、まず一つだけ持ちネタを作ることから始めよう。
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目標を下げて、まず一つ成功させよう
口べたな人、会話が下手な人は、会話トレーニングを始めても、すぐに挫折するという。
その理由は、「最初から目標が高すぎる」んだという。
会話下手、口べたな人は、自分が会話下手だと自覚しているのにも関わらず、ついつい高望みしてしまって、半月もやればもうすぐに誰とでも、ペラペラおしゃべりができるかのように思ってしまう。
ところが実は、そんな簡単なもんじゃないんですね、会話術というのは。
たとえばテレビでよく見るお笑い芸人・タレントだって、テレビに呼ばれるまで3年や5年はかかっているし、テレビに出るまで10年以上もかかっている人も多い。
いわゆる「ひな壇芸人」「ガヤ芸人」「タイコ持ち芸人」という人たちだって、そこまでたどり着くまでに5年や10年かかっているわけです。
だから会話教材をひとつ買って、それを1~2週間練習してみたくらいで、テレビに出ているひな壇芸人のようにしゃべれるなんて、無理なんです。
ところがそれが分かっていないから、会話の練習を始めても、すぐにあきらめてしまう。
下手だけどやってみる。
上手くいくまでやってみる。
これが必要なんですけど、その手前で挫折してしまう。
何事も基礎練習・基礎トレーニングが絶対必要なんですね。
そして目標も段階に分けて、取りあえずこれだけでも達成しようという目標を、上手く設定することが上達の近道って事なんです。