オウム返しも意味がある。
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質問法にも様々な方法がある。
「はい・いいえで答える質問」をCQ「はい・いいえ以外で答える質問を」OQという。
CQとはクローズド・クエスチョン、OQとはオープン・クエスチョンの略である。
CQには「はい・いいえ」でなくても、答え方が限定されるような質問も含むのだが、この他にもマイナーだが、フィードバック・クエスチョン(FBQ)やバトンタッチ・クエスチョン(BTQ)と言う質問法もある。
まずフィードバック・クエスチョンとは、相手が言ったことを、別の言葉に代えて質問し直すということだ。
相手が言ったことがわかりにくかったり、一般的でなかったりした場合、それを分かりやすく、一般的な言葉に直して確認するわけである。
FBQをすると、相手は会話や議論に身が入りやすくなる。
というのも自分が投げたボールを相手が受け取ってくれて、それを今度はまた自分に返してきてくれたわけだから、次は自分が何か言う番だという気になるからだろう。
自分の言ったことが無視されると、話す甲斐が無くなって、口が重くなってしまいかねない。
だから言葉を換えずに、ただのオウム返しで質問し返されただけでも「ああ、自分の言ったことを聞いてるんだな」という安心感が生まれる。
それに自分が言ったことを、そのままそっくり真似して言い返されたら、なぜだか知らないけど心が動いたり腹が立って、なにかいいたくなるしね。
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バトンタッチ・クエスチョン
FBQ(フィードバック・クエスチョン)は、相手の言ったことを確認する意味もあるが、物事を具体的に掘り下げる質問で、会話を弾ませるためにも使えるだろう。
特に相手が関心のあるテーマなら、おそらくはいくらでも話してくれる。
またFBQは、PDCAサイクルでも使うことができる。
PDCAサイクルというのは、プラン・ドゥ・チェック・アクションという、ビジネスや工学などで使われる作業工程だが、既に何らかの結果が出たことについて、
- よくできた点は何か。
- それはなぜうまくいったのか。
- 今後も続けた方がよいことは何か。
- うまくいかなかった点は何か。
- それはなぜうまくいかなかったのか。
- 今後やめた方がよいことは何か。
- 今後改善すべき点はどこか。
基本的には上手くいったことについて考えてみる。
一方、バトンタッチ・クエスチョン(BTQ)というのは、対象をドンドン買えていく質問方法だ。
Aはどう?Bはどう?Cは?と言う風に質問する。
「お寿司にする?カレーにする?中華?」…みたいな感じの質問だと思えばいい。
「私は●●だと思うけれど、あなたはどう?」というのもBTQだ。