配色の基本は、色相環を覚えるところから
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女性がファッションに敏感だからといって、ファッションセンスが良いかどうかは実は関係なかったりする。
女性は確かに色に敏感に反応するが、それはファッションセンスとはまた別。
テレビでオカマっぽい服飾評論家に、「おブス・ファッション」なんて酷評されるセンスのない女性がたくさんいるのはなぜか。
それはファッションセンスというモノは基本を学んで身に付けないと、ダメって事だ。
基本がしっかりしているからこそ、アクセサリーやワンポイントが生きる。
その基本の一つが、色の使い方であって、実は配色に気を付けるだけで、勘違いファッションをせずに済む。
配色の仕方は、色彩検定2級と3級レベルの知識があれば、身に付く。
中学や高校の美術の時間に習う12色の色相環(しきそうかん:カラーリング)の配列を覚えるだけでも、全然違うはずだ。
なぜかというと、色相環は配色のために作られたものだからである。
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配色の善し悪しは、色相環で理解できる
配色の基本は、色相環を覚えることで、基本的な考え方が分かるようになる。
色相環というのは、12色の色を時計の文字盤のように並べたもので、色と色の関係を直感的に分かるようにしたものだ。
どういうものかは、色彩検定の本などには絶対に載っているし、こちらのサイトにも載っている。
→カラーチャートだからまず、この12色の配列を覚えればいい。
12コだから、図を描きながらで1時間もあれば覚えられるはずだ。
そうすると、茶色と黄色がなぜ合うのか。
茶色と青紫色がなぜ合わせにくいのか、説明ができるようになる。
茶色というのは、カラー・リングの「赤みのダイダイ色」の濃い色で、黄色とは60度の角度の位置にある関係になる。
茶色と黄色は色相的には「近い色」で、近い色は合わせても違和感が少ない。
一方、茶色と青紫色は、150度の角度の関係で、似た色でもなければ、反対色でもない中途半端な関係なのだ。
中途半端な関係の色の組み合わせは気持ち悪い。
だから色味のある服を組み合わせるには、近い関係の服でまとめるようにすると、比較的楽にしっくりした配色にすることができる。
似たような色の服の組み合わせは、ピンとこないかも知れないが、その辺は明度差を付けるようにすれば、落ち着いた感じにできる。