
武道や格闘技には、乱取りとか組み手という練習がある。
乱取りや組み手というのは、
2人で自由に技を出し合う練習で、
日頃練習した技を実践で使うための練習だ。
乱取りや組み手で一番難しいのは、
最初の攻撃をどうやるかって事である。
だから最初はどうしても相手の様子伺いになって、
じっとにらみ合ったまま
ただ時間がたってしまうと言うこともよくある。
というのも、お互い体勢は十分な状態で、
相手が何かしてきたら反撃しようと
待ちかまえているわけだから、
そんな状態で攻撃を仕掛けるのは無謀だからである。
ところが一旦攻撃を仕掛けると、そこからはもう技の撃ち合いになる。
自分の技が届く範囲に相手がいれば、相手からも技が届く。
そうなると相手の攻撃がドンドンとんでくるから、反応せざるを得ないのである。
会話というのもそう言うところがあって、
自分が何も話しかけなければ、相手も話しかけてこない。
だけど話が始まると、色んな話が飛び出してくる。